仕組みを軽視している人は、個人を責める
仕組みは団体戦に必要な要素です。
ただ、作るのがめんどくさく、維持するのもめんどくさいです。
だから、あさはかに、仕組みをカットして、個人の技量を求めがちです。
個人の技量を責める人がいたら、
仕組みを軽んじている人だと推測できます。
仕組みとは、流れと判断基準、分業(役割分担)と統率、です。
これらは、経営課題として、取締役を中心に作っていくのですが、
おろそかになっていると、
個人の技量たのみになってしまいます。
問題が起きると、個人の責任を追及しがちです。
これでは、組織戦や団体戦はうまくいきません。
わたしは何度も社員のせいにするなとお伝えしています。
何度も何度も言ってきました。
でも、根強く残っています。
仕組み作りは、まず流れを決めることから。
まずは、書類の流れ表をつくりましょう。
そこに担当と期限を明記します。
それをもとに、業務を分業し、流れ作業をしていきます。
私が思うに、
その流れがいたるところで途切れているように見えます。
その途切れを修復しないまま、末端の仕事の不出来が責められる風潮があります。
そこを声を大にして、何度も何度もお伝えしております。
仕組み作りをしっかりやっていきましょう。
そしてみんなで仕組みを守って行きましょう。
教訓があります。
仕組みをまじめに守るは従業員。
仕組みをたやすく壊すは経営者。
どこの会社も同じ傾向があるようです。