会計ソフトとの連動
事務の効率化のためには、
原価管理ソフトと会計ソフトは、高度に連動していた方がいいのではないか、
という疑問について。
私の経験から、
ソフト間の接点は、1点にすべき、
という結論を得ています。
可能な限り、接点を少なくした方がいいです。
例えば、
給与ソフトと会計ソフトは、連動させません。
たまに、10人分の給与明細書をそのまま、会計ソフトに仕訳として、書き写す人がいましたが、
ナンセンスです。
一度、明細を作ったら、次の工程からは、合計でしか反映させません。
二度手間になりますし、ソフトを分けている意味がありません。
分業のメリットも減殺されてしまいます。
何よりも、多くの点で接点があれば、修正指示がきたときに、
多くの点を照合して、まわらないといけません。
非効率です。
あとあとのメンテナンスのためにも、接点は一転にすべきです。
上記の仕組みを壊すは経営者さんは、
入力上のミスがでれば、
入力担当者の責任にします。
よく聞く、入力担当者の感想は、
ミスしたら怒られる、ミスしたのは私のせいだから・・・、
この状況は間違っています。
仕組みが間違っています。
野球と同じで
打たせて取る
という戦法をとるべきです。
入力間違いも
検証の仕組みで発見するようにする。
ここを目指したいです。
この仕組み作りを管理者がしっかりやるべきです。
だから、
入力ミス、私は、ミスではなく、エラーと呼んでいますが、
エラーを見つける仕組みとはどんなものか、
研究してください。
教訓があります。
罪を憎んで人を憎まず
仕組みを憎んで社員を憎まず
エラーがでるのは、仕組みがポンコツだからです。
もっというと、仕組みをつくっている管理者がポンコツなのです。
ポンコツは仕組みを見直さず、エラー生成最後の工程の入力担当者を責めます。
仕組みを毎月の月次決算会議で見直して、修正していくのが、管理者の仕事です。
これで、安心して、入力担当者は仕事に集中でき、成果が高いものになっていきます。