先月までの実績と目標までの距離に関心を持つ


コロナの影響がひどいころ、
夜のニュースで、感染者数の人数に関心がなかったでしょうか?
増えたり減ったりすることに関心がありましたよね。

減っていくと緊急事態宣言が解除されて制限が解かれるので
関心がありましたよね。

みなさんが属している組織は、会社です。
会社の業績の良し悪しは、みなさんの将来に少なからず影響があります。
会社の業績に関心を持つことです。
みんなが関心を持ち始めると、
情報の確かさにも関心がいきます。
数字はあっているのか、評価は正しいのか、も求められます。
そのとき、締める、という意識が大事になります。
先月の実績を適切に算出し、動かさないことが大事です。

そのためには、
月次決算期間中、
概算報告は毎月5日、確定報告は毎月15日
その期間中に、できるだけ数値の精度を上げることです。
他の部署で作成した資料と照合したり、
各担当者、持ち場の人が出した数値と照らし合わせたり、
いろんな視点でも、切り取って、断面図を見て、チェックしていくことです。
会計や原価の入力担当者が個人でやりきれるものではありません。
みんなの目でチェックして、作り上げていくのです。

以前として、
何かが問題になると、
あたかも入力担当者の責任が問われます。
入力の仕方が悪いのではないか?という悪しき風潮が残っています。
そうではなく、月次決算は組織戦であり、団体戦です。
個人技ではありません。
月次決算期間中に集中して数値を確定できなければ、
関係者全員の責任であり、
仕組みやルール、判断基準、マニュアルがおかしかったことになります。

「罪を憎んで人を憎まず」と言われます。
人を罰しても、次の防犯対策には効果が薄いです。
また、犯罪が起きます。
それより、法律を強化とか、対策を打たれますね。

ビジネスでは、
仕組みを憎んで個人を憎まずです。
個人の責任追及をしても何も始まりません。やる気がなくなるだけです。
問題やエラーが出たら、仕組みで対応する。
どういうことかというと、
打たせて取る戦法です。
入力の段階は、いわば粗打ちの段階です。
この段階で入力された数値には、潜在的にエラーが含まれています。
それをみんなの目で見てふるいにかけ、エラーを見つけて手直ししていきます。
これが打たせて取る戦法です。

逆に打たせない戦法を取るには、
野球で言えば、
ノーヒットノーランのピッチャーであり、
超一流のプロ野球でも通用する
凄腕のピッチャーを用意しないといけません。
そういう人たちの年俸は1億円です。
とても、粗利2億円規模の建設会社では雇えません。

なので、
打たれても、守備力を上げて、みんなで取るという戦法をとるしかありません。

間違っても、入力担当者は完璧だと思わないでください。
勘違いして、完璧だと思うなら、
その入力担当者に1億円支給してくださいませ。

このことは税理士にも言えます。
税理士には管轄範囲というのがあり、
税務に特化しています。
税務以外の社内管理は顧問料をもらってないし、
管轄外です。管轄内の仕事はしっかりされています。プロですので。
なので、税理士が作成した会計帳簿は完璧だと思うなら
税理士にも、1億円払ってくださいませ。
税理士は、税額の適正さを守ることに関心があり、
部門別損益や、毎月の締めのズレ、経常利益と特別損益の混同などには、
いわゆる管理会計には関心がなく、そもそも管轄外です。
そのため、適切な事業部の当月のみの業績評価のための会計帳簿の作成は
まったくの管轄外であり、社員でやるしかないのです。