月次決算のススメ~時短③ 未払の振替伝票~

銀行取引のデータは、できるだけ1行で取り込んだ方がいいです。

振替伝票(複数行)に変換すると、
修正が遅くなります。

そもそも、銀行の入出金データの入力で、考える時間を作ってはいけません。

何も考えずに、出たか入ったか記録していくだけです。

そこで、
あるていど、未払金の科目を使うといいです。

取引発生の仕訳と、
入出金の仕訳とを分けるのです。

わかりやすいのは、
給与の仕訳です。

給与の仕訳は、
10行くらいつかうこともありますね。
給与の発生の仕訳で普通貯金を使わない方がいいです。
振込額を未払金で処理しておきます。
支払ったら、未払金を取り崩します。
この考え方はみなさんも理解していて、慣れていると思います。

これをもっと、いろんな場面で応用します。
いろいろ活用していいです。

要するに、複数行に分ける仕訳は
あらかじめ、発生の仕訳を用意しておきます。

借入金と利息の仕訳も代表例です。極端な話ですが、
これも、未払金をつかってもいいです。

そう考えると、いろいろ視野が広がると思います。
リース、保険、家賃、
一括で複数の取引を引き落とされる取引も、
未払を立てておきます。
未払の仕訳は、1年分作っておきます。


こうすることで
銀行取引の入力スピードがあがります。
効率性と確実性を分けていますね。
入力作業と決算作業を分けています。

入力時に連打が必要なほど、スピードを上げている時に
考えることをしていたら、効率性が落ちます。